こんにちは。
心理カウンセラーのあさです。
自分のことを、つい責めてしまうことってありませんか?
「あのとき、ああ言っていればよかった」とか
「もっとちゃんと行動していれば、こんなことにはならなかったのに」って――。
そんなふうに思っていると、後悔の気持ちが心に残ってしまうんですよね。
そして気がつくと、その出来事を何十回も頭の中で反芻して、
怒ったり、悲しくなったりして、また自分を責めてしまう……。
でもね、
そんなふうに何度も自分を責めたところで、過去が変わるわけじゃないって、
頭ではわかってるんです。
それでも責めてしまうのは、
「どうしてあんなことを言ってしまったんだろう」
「ちゃんとできなかった自分を許せない」――
そんな気持ちの奥に、
本当は大切にしたかった想いがあるからなのかもしれません。
誰かを傷つけたくなかったとか、
うまくやりたかったとか、
ちゃんと愛したかったとか。
自分を責めるのは、「あのときの自分」が大切な何かを失ったような気がして、
その痛みから目をそらせなかっただけなのかもしれません。
だけどね、
そのときの自分は、そのときできることを、ちゃんとやっていたんだと思うんです。
迷っていても、怖がっていても、
なんとかやろうとしていたんですよね。
それしかできなかった――そう言ってもいいのかもしれません。
そして、今だからこそ「こう言えばよかった」と考えられる。
それは、言い換えれば少し成長したということなのだと思います。
だから、もし今、自分を責めているとしたら――
ほんの少しでいいから、「あれしかできなかったんだ、あのときは」って、
あのときの自分に声をかけてみてください。
それだけで、
少しだけ、気持ちが落ちつくことがあります。
責める気持ちが、すぐになくならなくても大丈夫。
少しずつでいいから、自分に声をかけ続けてみてください。
そうしていくうちに、
きっと、自分にやさしくなれる日がやってくると思います。