こんにちは。
心理カウンセラーのあさです。
本音で話すって、簡単なようで、実はすごく難しいことだと思います。
特に、家族や恋人など、「本当は一番わかってほしい相手」にほど、本音が言えなかったりしませんか?
私もそうでした。
母親や彼氏には、本音を話すことができませんでした。
なぜかというと……一言で言えば、「怖い」からです。
本音を言ったら、どう思われるんだろう。
怒られるんじゃないか、傷つけてしまうんじゃないか、嫌われるんじゃないか。
そんな考えが、真っ先に浮かんできてしまいます。
ただ、母親と彼氏では、「怖さの種類」が少し違っていました。
母には“否定される怖さ”、彼氏には“嫌われる怖さ”があったように思います。
その結果、会話がどうしても上辺だけになってしまい、
「中身がないな」「ちゃんとコミュニケーションが取れていないな」と感じることもしばしばありました。
「今はタイミングが悪い」とか「言ってもどうせ伝わらないかも」と、いろんな理由をつけて、
本当の気持ちを伝えるのを避けていたんですよね。
でもそれって、結局“逃げていた”んだと思います。
そんな私が「やっぱり本音で話さないと伝わらない」と痛感した出来事がありました。
彼と暮らす中で、体感温度がどうしても合わなかったんです。
彼は暑がりで、春ごろからすでにエアコンをつけ始めます。
しかも、設定温度はなんと16度。
私はというと寒がりで、特にエアコンの冷たい風がとても苦手です。
最初のうちは我慢していましたが、体調を崩すことが増えてきました。
ついにある日、「エアコンが苦手なこと」「冷たい風がつらいこと」を思いきって伝えてみたんです。
するとその日から、彼はエアコンの温度を少し上げてくれるようになり、
「大丈夫?」と気遣ってくれることも増えました。
本音を言うのは、やっぱり怖い。
でも、「伝えてよかった」と思える瞬間があるのも、また事実です。
怖くても、少し勇気を出してみたら――
相手もちゃんと向き合ってくれることがある、そう感じています。