見えない心の成長 ―「変わってない気がする」は本当?

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こんにちは。
心理カウンセラーのあさです。

「今よりも状況を良くしたくて頑張っているのに、変わった気がしない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?

変わりたいと思って、何かを始めた。
でも、全然変わっていないような気がする。

「これって意味あるのかな?」と思ったり、
「他のことを試した方がいいのかも」と迷ったりすることもありますよね。

一生懸命やっているのに変化が感じられなくて、悲しくなることもあると思います。
私自身も以前、変われていない気がして不安になったり、
むなしく感じたりしたことがありました。
今でも、ふとそんな気持ちになることがあります。

でも、本当に「変わっていない」のでしょうか?

人の心の変化って、自分ではすぐに気づけないことが多いんです。
スポーツや勉強でも、似たような経験をしたことはありませんか?

一生懸命取り組んでいるのに、なかなか成果が見えなくて、
成長が止まっているように感じること。

でも、そんなときでも体や頭は少しずつ前に進んでいて、
ある日ふと、「できるようになってる!」と驚く瞬間がくることがありますよね。

それと同じように、心も目には見えないけれど、確実に少しずつ変わっているんです。

そんな小さな変化に気づくためには、
いつもよりほんの少し、自分に意識を向けてみることが大切です。

そして、以前と違うところをリストアップしてみるのもおすすめです。

  • いつもより気持ちが軽くなっている
  • 自分を責める回数が少し減った
  • 少しだけ自分の意見が言えるようになった

そんなふうに、小さな成長を見つけて、自分を褒めてあげましょう。
そうすることで、自然と自信もついてきます。

大きく変わろうとしなくていいんです。

以前、お弟子先輩のカウンセラーの方からこんな言葉を教えてもらいました。

「変化や癒しは、パッと起こるものではなく、螺旋階段のようなもの」

ぐるぐると同じところを回っているように感じても、実は一段一段、確実に登っていて、
振り返ったときには、ずいぶん高いところまで来ている。
その分だけ、私たちは変化し、成長しているのだと。

そう考えると、停滞しているように見えるときや、後戻りしているように思えるときも、
実は前に進んでいる途中なのかもしれません。

だから、すぐに変化や成長を感じられなくても大丈夫です。

昨日のあなたと、今日のあなたは、きっとどこかが少し違っています。
その変化に、ぜひ気づいてあげてくださいね。