オンラインカウンセリング「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談への回答になります。
ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラーの「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラー達が、みなさんから寄せられたご相談を受け付けている掲示板です。
どなたでも無料で相談できますので、よかったらご利用くださいね。
ご相談内容
自分がこれほどまでにロン毛が嫌いとは、、、
こんにちは。
15年お付き合いしているボーイフレンド(???もはや表現の仕方もわからない)
が、髪の毛を伸ばし始めました。
こざっぱりしている必要がある状態が長く続いていた反動なのか?まったくわかりませんが
60歳の彼は「アルフィーの高見沢さんを目指す!」などと言っています。
正直、直視できません。
似合う似合わないは関係なく、前髪が目に入っている人、髪をかき上げる人が男女問わず苦手なのです。
なぜここまで拒否反応が出るのか、原因は自分でもわかりません。
それとなく「見てるこっちも髪の毛がじゃまな気分なので、長めにするのはいいけどもうすこしさっぱりめにして」等言うも華麗にスルーされました。家に遊びに来ると、部屋に彼の髪の毛が落ちるのがとても気になります。
自分も髪は短くしています。理由は、床に「長~い」髪が落ちている状態が嫌いだからです。
外観で人を判断する自分が嫌です。自分はこんなに心が狭かったのか?と情けなくなります。
また、当分彼に会いたくないし、このままでは彼を嫌いになってしまいそうです。
私はどうすればよいでしょうか?自分では「我慢」しか思い浮かばず、半年以上挑戦しましたが
気分は悪くなる一方です。
のさん
引用元:https://cocoro-marche.com/archives/34748
のさん、ご相談ありがとうございます。
心理カウンセラーのあさです。
ボーイフレンドが髪を伸ばし始めたことに対して、嫌悪感を感じているとのこと。
ご自身の内面に向き合うタイミングが来ているのかもしれないなと感じました。
少しでも心の整理につながればと思い、回答を作成しました。
回答
ボーイフレンドが髪を伸ばし始めたことで見えてきた気持ち
床に長い髪が落ちている状態が苦手とのことなので、
のさんは清潔感をとても大切にされている方なのだと思いました。
また、前髪が目に入っている人や髪をかき上げる人が苦手なのも、
「どこかで整っていない」と感じてしまうからかもしれませんね。
ご自宅の環境はいかがでしょうか。
部屋がきれいに整頓されていないと、落ち着かないタイプでしょうか。
そして、「長い髪が落ちている状態が嫌い」というのは、
具体的にどのような点に嫌悪感を覚えるのでしょうか。
たとえば、「汚い」と感じるのか、「不快」と感じるのか。
その髪を見た瞬間、心の中でどんな感情が湧いているかを、
少し丁寧に見てみるのもおすすめです。
自分の気持ちを細かく見ていくことで、
本当の理由や背景が見えてくることがあります。
そうすると、心が少し軽くなったり、対策を立てやすくなったりします。
自分の中にあるルールや思い込みから来ているかもしれません
外見で「嫌だ」と感じてしまう自分を、
「ダメだ」と否定されているのですね。
でも、どうして「外見で判断してはいけない」と思うのでしょうか。
「〜してはいけない」や「〜すべき」という考え方は、
自分の中にある“ルール”や“思い込み”から生まれていることがあります。
そのルールや思い込みを少しずつ手放していくことで、
ありのままの自分を受け入れやすくなっていきます。
まずは、自分の中にどんなルールや思い込みがあるのか、
一度見つめてみてくださいね。
そして、気づいたルールや思い込みがあれば、
その“ルーツ”をたどってみましょう。
もしかすると、それはご両親や先生、友だちとの関わりの中で、
自然と身についたものかもしれません。
「この考え方はここから来ていたんだ」とわかるだけで、
気持ちが少し落ち着くこともあります。
さらに、「もしこのルールがなかったら、どう感じるだろう」と
想像してみるのも一つの方法です。
たとえば、「嫌ってはいけない」というルールを少し緩めて、
「嫌いになる自分にも理由がある」と思えたとき、
心が少し軽くなるかもしれません。
嫌なものは嫌でいいと認める
「我慢するしかない」と思いながら、
半年以上も頑張ってこられたのですね。
それでも気分が悪くなる一方なのは、
「我慢しなきゃ」と思うことで、かえって意識がそのことに
向いてしまうからかもしれません。
私も、職場で「苦手だな」と感じる人がいます。
そして、「苦手と思わないようにしよう」と思えば思うほど、
その人の一挙一動が気になってしまうんです。
つまり、「苦手と思わないようにしよう」という考えの中には、
すでに「苦手」という意識があるんですよね。
ボーイフレンドの髪型を「嫌だ」と思いたくないという気持ちも、
よくわかります。
きっと、「それを認めてしまったら、一緒にいられなくなるのでは」という
怖れもあるのではないでしょうか。
我慢を続けることは、たしかに「関係を保つ」ための一つの方法だと思います。
けれど、我慢の上に成り立つ関係は、少しずつ心をすり減らしてしまうこともあります。
ここから、 のさんが少しずつ試せること をお伝えしますね。
・感情をジャッジせずに認める
「嫌だ」「気持ち悪い」と思った瞬間、
すぐに「こんなふうに思っちゃダメ」と反応せず、
ただ「今、私は嫌だと感じているんだな」と認めてみましょう。
・完璧に受け入れようとしない
誰かを「すべて好き」でいようとすると、
少しでも違和感があるだけで苦しくなってしまいます。
「嫌なところもあるけど、好きなところもある」
そう思って受け止めるだけで、心が少し軽くなると思います。
回答は以上になります。
のさんの心が少しでも軽くなるように応援しております。
あさでした。
11月のセッションを募集しております。
https://life-creation.site/session-november

