こんにちは。
心理カウンセラーのあさです。
失うことが怖くて、我慢してしまったり、本当は言いたいことが
言えなかった経験はありませんか?
私は、「失うことへの恐れ」がとても強く出るタイプです。
彼氏を失うこと、お金を失うこと、仕事を失うこと、家を失うこと……
さまざまな場面で、「失うこと」が頭をよぎります。
元彼氏には、自分から別れを伝えるのに、離れると心の中にモヤモヤがきて、
連絡をしてしまうを繰り返していましたし、彼から連絡が来ても断れない状態でした。
しかも、好きではなくなっているのにです。
自分はなんでこんなことをしてしまうんだろうってずっと考えてました。
心理学を学ぶようになって、私は「失うことが怖いんだ」とはっきり気づきました。
では、どうしてこんなにも強く恐れてしまうのか。
その理由を考えていたときに、ふと浮かんだのが「実父との別れ」です。
私は3歳のときに実父と離別しており、父の記憶はほとんどありません。
けど、たとえ記憶に残っていなくても、それは私にとって“最初の喪失体験”
だったんだと思います。
心理学に出会っていなければ、そのことに気づくことはなかったかもしれません。
子ども時代の喪失体験は、意識では覚えていなくても、
心の奥に深く残っていることがあるそうです。
「大切なものは、いなくなるかもしれない」
そんな不安が、私の心の中にずっとあるのかもしれません。
そして、その不安が人や物への依存心となって、執着に変わっていってしまったんだと思います。
今も「失うことへの恐れ」はあります。
でも、その気持ちに気づけたからこそ、少しずつ寄り添えるようになりました。
「いま恐れが出ているな」と気づいたり、「どうして私は失いたくないんだろう?」
と自分に問いかけたり。
気づいたからといって、その恐れが劇的になくなるわけではありません。
それでも、「これは恐れなんだ」とわかった分、前よりも自分を客観的に
見られるようになったと思います。